「PS:B Lab.2026」前期終了!前期アイデアコンテスト優勝作品が決定 | 全日本学生遊技連盟 「PS:B Lab.2026」前期終了!前期アイデアコンテスト優勝作品が決定  

REPORT

イベントレポート

「PS:B Lab.2026」前期終了!前期アイデアコンテスト優勝作品が決定

新規事業を創出する起業家プロジェクト「PS:B Lab.2026」の前期プログラムが終了しました。

PS:B Lab.は、18歳から24歳の若者を対象に、起業に必要な新規サービスを創るノウハウを学び、仲間とともにアイデアを形にしていく通年型のコミュニティです。

 

6月13日にスタートした前期セミナーでは、ぱちんこ業界についての基礎知識から、業界特有のルールや規制、サービスの作り方までを全8回にわたって学びました。

前期の最後には、「ホールの強みを活かした新規事業を創造してください」をテーマにアイデアコンテストを開催。11件の応募から、エンドウ タケヒロ君の「Pachi Gift(仮称)」が優勝作品に選ばれました。

本レポートでは前期のセミナー内容やアイデアコンテストの模様をレポートします。

なお、PS:B Lab.2026の開講と第一期本科生の入校式については、以前のレポートで紹介しています。

→「PS:B Lab.2026 開講!第一期本科生入校式を開催しました」

▲6月から7月の前期セミナー、8月の前期アイデアコンテストを経て、9月から後期プログラムが始まります。

PS:B Lab.2026の第1期生は10名。そのうち6名は、ぱちんこ・パチスロをまったく打たない学生です。

第一回セミナーでは「数字で見るぱちんこ業界」をテーマに、市場規模や業界が抱えている課題、社会貢献、地方創生などを学びました。

また、入校式では合同会社DMM.com 執行役員 セールスソリューション本部 本部長の岡崎翼さんをゲストに迎え、「事業を創るとは」をテーマにトークセッションを実施しました。

これまでの経歴やサービス立ち上げの経験をもとに事業づくりに必要な姿勢や考え方が紹介され、前回レポートでも紹介した通り第1期生にとってはここがPS:B Lab.での学びのスタートとなりました。

▲第1期生10名のうち6名はぱちんこ・パチスロのノンユーザー。まずは業界の市場規模や課題などを学ぶところからスタートしました。

前期では、新しいサービスを考えるうえで必要となる、ぱちんこ業界特有のルールについての講義も行われました。

風営法や三店方式、広告規制など、学生にとって聞き慣れない内容も多く登場します。「射倖心」といった専門的な言葉についても、業界歴26年の講師が学生にもわかるように解説しました。

▲業界のルールや規制を学んだあとは、マーケットインの考え方やワークショップなど、サービスづくりの講義へ。

ぱちんこ業界について一通り学んだところで、セミナーは「サービスの作り方」へ移ります。

マーケットインの考え方を学び、ワークショップも実施。売り手、買い手、地域や社会にとってどのようなサービスが求められるのかを考えながら、アイデアコンテストに向けた準備を進めました。

セミナー後半では、それぞれが考えたアイデアを全員の前で発表し、参加者同士でレビューする機会も設けられました。

ここでは、AIを使って事前に効果を測定するZ世代向けSNS広告サービス、高齢者が遊技を続けられるよう介護サービスと連携したコミュニティ、スナック業界との連携による地域活性化など、さまざまな案が出ています。

▲前期で学んだ内容をもとにアイデアを発表。参加者同士でレビューしながら、コンテストに向けて内容を詰めていきました。

前期アイデアコンテストには11件の応募がありました。

審査は「アイデア力」「実現性」「業界とのマッチ度」「個性」の4項目で行われ、参加者同士によるレビューポイントも加えて採点されました。

応募されたアイデアのジャンルは、「地方創生」が4件、「若年層取り込み」が3件、「インバウンド」が2件、「業務効率化」「イメージ向上」がそれぞれ1件でした。

▲前期アイデアコンテストには11作品が集まりました。地方創生や若年層の取り込みなど、テーマもさまざまです。

最高得点を獲得して前期アイデアコンテストで優勝したのは、エンドウ タケヒロ君。

優勝作品の「Pachi Gift(仮称)」は、“ぱちんこ体験そのものを、人にプレゼントするサービス”です。

500円や1,000円分のPachi GiftをLINEなどで友人に送り、受け取った人が提携するぱちんこホールで利用する仕組みを想定しています。

エンドウ君は普段、現金をほとんど持ち歩かず、買い物の決済もほぼスマートフォンで完結しているとのことです。

自身もそうした生活を送る世代の一人として、「今の若者はどう考えるのか」「今の生活の中にパチンコをどう接続できるのか」という視点から企画を考えました。

▲「Pachi Gift(仮称)」の企画資料。

Pachi Giftのヒントになったのは、エンドウ君自身も普段利用しているデジタルギフトでした。

友人へのちょっとしたプレゼントとして気軽に送ることができるデジタルギフト。その仕組みをぱちんこにも使えないかと考えたのが始まりです。

エンドウ君が特に重視しているのは、「誰かと一緒に行くきっかけ」を作ること。

広告を見て一人で初めてホールへ行くのではなく、友人や家族からギフトをもらい、その人と一緒に行くというきっかけです。これまでぱちんこに接点がなかった人へ、新しい入口を作ることを狙っています。

エンドウ君は、Pachi Giftについて次のように語っています。

「僕が面白いと思っているのは、今までパチンコ業界が主に、『どうやってユーザー本人をホールに呼ぶか』を考えてきたところに、『既存ユーザーから、まだ打ったことのない人へ体験を渡す』という、人と人とのつながりを使った新しい入口をつくることです」

自分ではぱちんこに行こうと思わなかった人が、友人から500円のギフトをもらったことで初めてホールへ行く。その一回を作ることができれば、Pachi Giftは「パチンコと新しい人をつなぐ装置になる」と話しています。

もちろん、実際にサービスとして形にするには課題もあります。

エンドウ君自身も法律や規制について触れており、景品としてギフトを提供することや、現金化につながる仕組みにならないよう、実現する場合には専門家と検討する必要があるとしています。

審査員からは、「友人からプレゼントされて体験する」という発想や、若者の消費傾向とぱちんこ業界の集客方法を結びつけた点などが評価されました。

法律やシステム、収益モデルなどについては、後期でさらに検討していくポイントとして挙げられています。

▲審査員から寄せられた「Pachi Gift(仮称)」へのフィードバック。評価されたポイントと、事業化に向けた課題の両方が挙げられています。

前期プログラムはこれで終了し、PS:B Lab.2026は9月から後期へ入ります。

前期の目標が「業界をよく知り、これまでにない面白いサービスを考えること」だったのに対し、後期では「売上にこだわり、業界が求めるサービスを作ること」を目指していきます。

後期セミナーは9月から10月にかけて全8回を予定。11月13日に後期アイデアコンテストを締め切り、11月28日に選考結果が発表されます。

ここで上位5名に選ばれた学生は、2027年1月9日(土)に開催予定の「第2回アミューズメント業界ビジネスコンテスト」へ進出します。

優勝賞金は33万円、2位から5位は各1万円。12月にはメンターとオンラインで資料作成を行い、コンテスト本番に向けて準備を進める予定です。

▲前回「第1回アミューズメント業界ビジネスコンテスト」の模様。
→「第1回アミューズメント業界ビジネスコンテスト」のレポートはこちら

前期で出されたアイデアが後期のセミナーでどこまで事業として形になっていくのか、今後のPS:B Lab.2026にもご注目ください。

 

PS:B Lab.公式サイト:https://psblab.jp/

PS:B Lab.公式X:https://x.com/ps_b_lab