ぱちんこ業界はどう見えている? 「学生とニュースを読む」5月号 | 全日本学生遊技連盟 ぱちんこ業界はどう見えている? 「学生とニュースを読む」5月号  

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イベントレポート

ぱちんこ業界はどう見えている? 「学生とニュースを読む」5月号

パチンコ・パチスロ業界では毎日色々なことがニュースになっていますが、果たしてZ世代の彼らはそれらをどう受け止めて、何を思っているのでしょうか。ここでは学遊連のメンバー三人に、ここ最近(※2026年4月時点)報じられたパチンコ・パチスロ業界ニュースを中心に、ざっくばらんにそれぞれの意見を聞いてみました。

 

▲写真は今回協力してくれた「有村君」「江崎君」「河津君」です(左から)。

 

みんなは「パーラーニコル」についてどう思う?


──そもそもみなさん「藤田ニコル」さんはご存知ですか?

有村:もちろん知ってます。

河津:自分も知ってます。ただ、モデルとかでバリバリに活動してた時は知らないんですよね。それより僕の場合は千鳥さんの番組(※ABEMA TVの「チャンスの時間」)でパチンコ打ってる姿のほうが印象的かもしれません。「あ、パチンコ好きなんだ」みたいな。

江崎:自分もショート動画の切り抜きとかでその番組を観て、それで知ってました。

有村:エヴァとコラボして服出したりね。それで話題になってたんで、パチンコを打つ人のなかでの認知度はZ世代のなかでも結構高いと思います。

──その藤田ニコルさんが先日「ニコニコ超会議」で「パーラーニコル」というブースをプロデュースされました。これついて何か思ったことや感じた事はありますか?

有村:最初聞いた時はおこがましいですけど「よくやった!」と思いました(笑)。

河津:恥ずかしながら、自分はいま知りました。

──これは元々「PACHI-PACHI-7」っていう、パチンコ業界内の施策の続きなんですが、それは……。

河津:あ~知ってます。「東海オンエア」とか「はじめしゃちょー」とか!

江崎:なんか呼び込みロボットもいましたよね。

有村:そうそう! ビッグクラッピーね! 「PACHI-PACHI-7」もニコルさんも、メンツ自体はすごくいいですよね。東海オンエアとか僕らは世代直撃だし。ただ、インフルエンサーの方々が動画を出しても、パチンコのアンバサダーになってることを知らないファンの子が大半だったって話も聞くので、思ったよりリーチが取れていないのかなとも感じました。

河津:うん。ただ、そのポスターをホールの中に貼るのはちょっと違うかなと思ったけど(笑)。ホールに来た人にしか届かないんですよね。あとニコルさんもそうだけど、パチンコファンが既に好きな人より、あんまりそういうイメージがない人の方が外向け(非パチンカー)には刺さりそう。

有村:似たジャンルの他業界の有名人に動画出してもらうのがいいじゃないかな。ボート選手とかMリーガーとか。そっちのファンは親和性が高そうだし、ギャンブルへの最初のハードルを越えてる人たちが多いから、入ってきやすいと思う。

江崎:ポーカーの「世界のヨコサワ」さんとかいいかも? 最近学生でポーカーやってる人も多いので。

メーカー記念日と「リポストキャンペーン」について思うこと。


──最近メーカーが独自の記念日をやっていますよね。それでパッと思いつく記念日といえば……?

江崎:それこそ3月31日はサミーの機種を打ちましたよ。カバネリ打ちました。

有村:僕もパッと思いつくのはサミーの日くらいですね。

河津:メーカー記念日っていうより、たとえば8月7日の「慶次の日」とか、5月5日の「ジャグラーの日」とか、そっちのほうがみんな気にしてるのかなと思います。サミーの日もそうだけど、メーカーより機種・台に紐づいた記念日のほうがユーザーには刺さる気がしますね。

──なるほど。そういった記念日ではメーカーも色々キャンペーンをやっていますが、それらに応募したことはありますか?

河津:ないですね。というかメーカーさんがやるのって基本的にはSNSのリポストキャンペーンとかじゃないですか。あれはちゃんと使ってる私的なアカウントでは参加しづらいと思うんですよ。やるとしても捨て垢での参加になっちゃう人もいるかも。

有村:確かに。SNSのタイムラインってそれ自体がひとつのプロフィールみたいになるので、リアルの友達のリポストとかをしてるなかで一個ポンとパチンコ関連のものが出てくると、見た目や……ちょっと言葉は悪いですけど「世間体」が気になっちゃうんですよ(笑)。

江崎:Instagramとかだと特にね。Xだとリアルのつながりが薄いので自分は全然リポストしちゃいますけど。

有村:逆に今だと、キャラクターの推し活って普通にやるじゃん。僕の場合はニューギンのギンちゃん大好きなんだけど、そういうキャラクターの日! みたいな感じの記念日だとパチンコのニオイを消しながらリポストできるかも。

BT機は技術介入ナシのほうが有り難い!?


──学遊連のミスセブングランプリとしても活躍してきた茉井ひなたさんが「BTの日」の公式アンバサダーに選ばれました。そこで質問ですが、どうでしょう、皆さんはBT機はちゃんと打ってますか?

有村:僕めちゃくちゃ打ってますよ。

江崎:ぼくも打ってます。

──古くから打ってるパチスロファンには「ディスクアップ」のように目押しや技術介入が多い機種が大好きな人がたくさんいるんですが。もし今後BTがそうなっていった場合、それは若者たちはどう思います?

有村:あ~、それは「やめて!」ってなる気がしますね。

江崎:自分も打たなくなりそう。

河津:若者は結構ジャグラーが好きなんですけど、その理由はATに比べてとっつきやすいからだと思います。BTも同じで、このまま初心者や若者にとっても触りやすい台であって欲しいです。

有村:というか早くジャグラー欲しいよね。BTがもっと本格的に広がるのはジャグラーBTが出てからだと思いますもん。今の時代は「Aタイプ」といえばまずはジャグラーなので。

河津:うん。それでいうと、BTありのジャグラーとナシのジャグラーみたいな感じでスペックに差をつけてもいいし。やっぱ種類が増えて幅が広がるっていうのは、これから打つ人にとってはかなりいいですよね。

江崎:最近僕、沖スロ系を触るようになったんですけど、ハナハナのBTとか出たら…!

有村:(それもう出てるよ!)

江崎:(あ、僕がいってるホールに無いだけか…!)

目押しって、今の若者にとってどんな存在?


──ちょっと面白そうなので技術介入について深く聞いてもいいですか? 昔は「目押し」ができるかどうかでパチスロの収支が大きく変わる時代がありました。ビッグ1回で200枚以上違うこともあったり。そういう環境で打ってきた「技術介入おじさん」にとっては「目押しは出来て当たり前」「上手いとカッコイイ」みたいのがあるんですけど、みなさんはそうでもない感じですか?

江崎:いや~、難しいのはやめてほしいです(笑)。

有村:面白そうではあるんですよ。でもあの域に達するまでにどれだけ練習が必要なんだろうって考えると「じゃあ打たなくていっか」ってなっちゃう。

河津:うん。カジュアルじゃないよね。ビタ押しが必要になると、その時点でハードルがグッと上がっちゃう。

──実際、学遊連内でもディスクアップのリーグ戦をやってみたそうですね。

有村:やりました(笑)。結果を見ると、みんなホント下手で。1位の子でも1万点ちょっとくらいでしたよ。これが若者の目押し事情のリアルだと思います。

──え~、そうなんですね……。目押しの腕前って、今の若者にとってはカッコいいものでもないんですか?

有村:確かに、カッコイイとは思うんですよ。それで上手いとちょっと得するとかならいいんですけど、下手だと損しちゃう、みたいなのは今は流行らないかもですね。ただそれが遊技性に結びついてて、出来ると単純に面白いとかそういうのだったらいいんですよね。

──ビタ成功で演出が変わったりとか、ちょっとだけ早めに本前兆が分かったりとかですかね。

有村:そうです! 自分たちにとっての目押しって「期待値と期待値の間の暇つぶし」みたいな感じですかね。

江崎:(カッコいい言い方!)

「推しパチの日・推しスロの日」、若者はどう受け取る?


──では次なんですが、「推しパチの日・推しスロの日」という「実際のホールで無料でパチンコの実機を打てます」という施策が始まろうとしています(※インタビュー実施は4月中旬)。これも「PACHI-PACHI-7」の一貫なんですが、これについて思うことなどはありますか?

有村:施策自体はすごくいいと思うんですよ。ただ、当日の運営がホール任せになると、結局いつもの常連さんの溜まり場になって終わるんじゃないかなとか。「PACHI-PACHI-7」ということなので若者をホールに呼びたいというのが目的だと思うのですが、そのための動線の設計はどうすんだろうとか、心配な部分は結構ありますね。中小のホールだと0円コーナーのために数台分の稼働が止まるので、その分の負担が残りの島の営業に影響することで結果的にユーザーにその部分が跳ね返ってくる可能性もあるのかなと思ったり、まだ実施前なんで見えない部分もあるんですけど、現段階では思う所は結構あります。

河津:内容や楽しさがパッとイメージできないのも気になりました。どんな機種が打てるのかとか、そういう情報が見えてこないと、刺さる人が限られてしまう気がします。人気機種を0円コーナーに回すことはホールもしないでしょうし、バラエティコーナーの一角になっちゃうのかなって。

江崎:有村くんも言いましたけど、やっぱり若者を呼ぶなら若者向けのPRをして認知を広げないとですよね。そこまだ全然追いついてないんじゃないかと思います。なんせ僕はこの「推しの日」の存在を今知ったくらいなので(笑)

──では学遊連メンバーとして、もし「推しパチの日・推しスロの日」を若者向けにアレンジするとしたら、どんなアイデアを出しますか?

有村:とりあえず「打ってもらう」のが目的なら、パチンコホールの中でやるんじゃなくてデパートの一角とかホール以外の場所に台を置いて貰うのがいいんじゃないかなと思います。それだけでも一歩目のハードルはだいぶ下がるんじゃないでしょうか。確かにアニメ版権の台とかはパチンコを打たない原作ファンも気になってると思いますし「推しの日」っていう着眼点は良いところ突いてると思うんですけど。

江崎:あ、「推し」ってそういうことか!

──そうですね。「推しパチの日・推しスロの日」の公式HPには「最近広がっている『推し活』のように、お気に入りの台やキャラクターを見つけて楽しむそんな“推しパチ”“推しスロ”の楽しみ方を提案します」と書いてあります。

江崎:そしたら推しのキャラグッズを配るといいんじゃないですか?

有村:あ~それいいね。それがあると打ったこと無い友達を俄然誘いやすいかも(※この2週間後に開催された第1回目の「推しパチの日・推しスロの日」では、推しの日限定賞品が配布されました)。

河津:あとはやっぱり打つだけじゃない体験型のイベントみたいなのもあるといいですね。友達を誘う時って、身内の中だけで盛り上がれるようなイベントがあると動きやすいんですよ。広くリポストとかじゃなくて、「これ絶対行こう」って身内でシェアしたくなるような何か。そういうのに期待したいですね。あとは導線か……。

江崎:ポスターを大学の講義室のドアに大量に貼っておくとか(笑)。強制的に目に入る場所に告知があると、気になってもらえると思うんですよね。あとは乃木坂さんみたいに、推してるアーティストの版権台がライブ会場に置いてあったら、ファンはみんな触りに行くと思います。

有村:版権モノだったら映画版を上映してるシアターにズラッと実機を並べたり(笑)。そういうのは仲間内でシェアしたくなるかもね。